帝国主義的侵略は許されない



 帝国主義的な侵略は、もはや通用しない時代となったことを人類は自覚すべきなのである。
 現在人類は、相争うべき時ではない。
 第一に、人類がおかれている環境が争いを許さないのである。
 環境破壊、温暖化、エネルギー問題、人口問題、食糧問題といずれも世界的な協力がなければ解決できないのである。
 第二に、経済は、グローバル化し、国々は、経済的に密接に結びついており、一国だけの都合だけでは経済は均衡しない仕組みになっているのである。
 第三に、核兵器、生物兵器、又、毒ガスのような化学兵器と人類のみならず地球上の生き物をことごとく滅ぼしてしまうような兵器が多数開発されたのである。
 この様な状況を鑑みると人類は、他国を、帝国主義的野心を持って侵略し、支配できるような状況にはないのである。

 人間は、歴史から何を学ぶべきなのか。
 戦争の愚かしさを、悲惨さを学び、そこから、国家の有り様を学ぶべきなのである。

 一つの体制、一つの権力によって世界を統制するというのは、今の時点では幻想である。
 一つの思想、一つの信仰によって全てを統一することは不可能である。

 国家は、いろいろな理念、動機、過程によって建国されている。
 重要なのは、他国への暴力的侵略を是とする国の存在である。
 それらの国は、他国の独立や権利を踏みにじって他国を力で組み従えようとする。

 国家の運命は、その国の国民が決めるべきなのである。
 しかし、帝国主義的な国家や覇権主義的な国家、又、独裁主義国が他国に対して侵略をしてきた場合は、自由と独立の為に戦わざるを得なくなる。

 我々は、自国の独立や愛する者の生命、財産を守る責務があるのである。
 それが国家が武力をもつ理由である。
 それ以外に国家が武装する理由はない。

 大事なのは、何から何を護るかである。
 この点だけを鑑みると帝国主義的な侵略思想を全ての国は放棄すべきなのである。
 しかし、帝国主義的、覇権主義的な独裁国や全体主義国、軍国主義国が成立しない確証はない。
 だからこそ、最低限の防衛力を持つ必要があるのである。







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