最大の犯罪組織は・・・。

イスラム国や北朝鮮を悪の帝国と言うが、古来から現代に至るまで最大の犯罪組織は国家であるという事を忘れてはならない。
国民国家は、国家の犯罪性を排除する過程で成立した仕組みである。この点を理解しないと国民国家の役割や民主主義、自由主義、法治主義の意義は理解できない。
かつて英国は海賊を奨励し､アヘン取引に手を染めたし、アメリカは、奴隷取引を認めていた。今でも､北朝鮮のように、偽札や麻薬、誘拐をしている国もある。

国家は、常に人民にとって凶器になりうる可能性がある。
だからといって国家を否定したら、秩序を保つ事は出来ない。

国家に幻想を抱いてはいけない。
国家を良くするのも、悪くするのも主権者である。

国民国家にすれば、民主主義を実現すれば万事上手くいくというのも幻想に過ぎない。

国家時として凶暴な牙をむく。それは自国民に対してもである。

何が国を変質させるのか。
その一つの理由は経済にある。
経済とは生きる為の活動である。
主権者が生きられないと思えは、国家は凶暴になるのである。

国家は時として最大の犯罪組織に変貌する。
他国に対しては武力を持って領土を侵し、国民に対しては、圧政を敷く。

国家に対して幻想を抱いてはならない。
常に国家は国民の監視におかれていなければならないのである。

　　　　　　　　

ページの著作権は全て制作者の小谷野敬一郎に属しますので、一切の無断転載を禁じます。
The Copyright of these webpages including all the tables, figures and pictures belongs the author, Keiichirou Koyano.Don't reproduce any copyright withiout permission of the author.Thanks.