戦争や災害にあえば、それまで積み重ねてきたもの総てを失ってしまう。
人は皆、一度は死ぬのである。
戦争を経験した親父たちは、その事を身をもって知っていたからこそ、最後に自分が何を守らなければならないのかを絶えず自問自答し、戦ってきたのである。そして、それを後世にも伝えていこうとした。
守らなければならないものは、お金なのか、地位なのか、財産なのか、名誉なのか、平和なのか、愛する者なのか、国なのか、節度なのか、信仰なのか、志なのか、信義なのか、恩義なのか、仕事なのか、生活なのか、道楽なのか、人の一生は、自分が何を守ろうとしたかによって決まってしまう。
金儲けも、成績も手段であってそれ自体が目的になる事はない。
なぜならば、金をいくら儲けたところで、大切なものを失ってしまったら元も子もない。
本来守らなければならない家族や仲間を犠牲にしたり、成績のために、志や節を曲げてしまったら、何のために働いているのか、学んでいるのかわからなくなってしまう。
自分にとって何が一番大切なのか。それを守り切ってはじめて人生の目的を達成したと言える。
例え、総理大臣になったとしても国を滅ぼしてしまったら空疎だもの。
生きる目的がないものは、人生そのものが虚しい。

人は、挫折した時、真価が問われる。
国が苦難に遭遇した時こそ、国は志ある者を必要としているのである。



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